すぎのYAMALOG

山を歩こう、山へ帰ろう

【登山】GWに雲取山へ〜2日目・三峯神社へ下山〜

午前4時に起床。窓の外はまだ真っ暗。

布団の上でゆっくりストレッチをしながら体の調子を確認します。

痛みはない。体調は万全。

日の出は4時42分。

山荘前ではご来光を拝むことができるため、たくさんの人が集まりだしました。

東の空に現れたご来光は美しく尊い。そして温かい。

しばらく日の出を眺めながらぼーっとします。

日常生活の中で太陽を眺めながらぼーっとすることはどれほどあるでしょうか。

贅沢な時間を噛み締めます。

5時に山荘で朝食をいただきます。

昨夜に引き続きご飯をおかわり。元気が湧いてきます。

山荘のチェックアウト時間は7時ですが、食後すぐに出発される方が多かったです。

ぼくはもう少し山荘で過ごす時間を楽しみたかったので、山荘から分けていただいたお湯でモーニングコーヒーを淹れ、外でゆっくり一服。

すでに太陽は高い位置に。

コーヒーを飲んだ後部屋に戻ると、相部屋の方達は全員出発されていました。

誰もいない部屋でゆっくりパッキング。

名残惜しいですが山荘を後にします。

「お世話になりました。」

6時53分にゴールの三峯神社に向けて出発。

行きとは違う景色を楽しむことができるのが縦走の醍醐味です。

途中の休憩スポットで雌鹿に出会う。

じっと見つめてくるが逃げることはなく、草をムシャムシャ。

その距離おおよそ20m。

警戒はしているものの逃げはしません。

これが人間と鹿の適切な距離なのでしょう。愛おしい。

さらに歩を進めると、8時前に白岩小屋へ到着。

現在は廃墟と化している小屋の近くから、今回の山行で最も気に入ったスポットを発見!

ベンチに腰掛けしばらくこの景色を眺めていました。

改めて秩父の山を好きになりました。

さらに休憩を挟みながら9時20分頃に霧藻ヶ峰に到着。

ここ霧藻ヶ峰には有人の休憩小屋があり、飲み物などの販売もしています。

小屋からはゴールである三峯神社の駐車場が見えます。

もうすぐ山歩きが終わろうとしている。

しばし小屋のスタッフの方と歓談した後目的地に向けて出発。

これまでの行程を振り返りつつ歩いていると、約30分後には三峯神社に辿り着きました。

10時8分。ゴール。

ところで今回は雲取山から下山するために雲取山荘→ 三峯神社ルートを歩きましたが、逆ルートの場合はかなり急登になると感じました。

三峯神社から雲取山方面へ向かう場合はこのような道を通ることになります。

せっかくなので三峯神社を散策。

そして帰りの西武秩父駅行きのバスに乗ろうとバス停で待ちますが、出発時間になってもバスが中々来ません。

なんとGWで三峯神社に向かう車の渋滞に巻き込まれていたのです。

三峯神社がこんなに人気なスポットだとは知らなかった。

結局1時間半遅れでバスが到着。

そこからさらに約1時間半、密集したバスの中で立ちっぱなしの状態。

今回の山行で一番しんどい時間でした。

今後、長期連休の時に三峯神社に行くことは一生ないでしょう。

ですが思い出に残るいい山行でした。

次はテント泊装備で違うルートから奥多摩秩父の山を楽しみたいと思います。