すぎのYAMALOG

山を歩こう、山へ帰ろう

【3日目】北アルプス縦走紀行(蝶ヶ岳〜燕岳)〜蝶ヶ岳から大天井岳へ〜

午前3時に起床。

寝袋にくるまりながら徐々に体を温め、まずはストレッチ。

その後はバウムクーヘンとコーヒーをいただき、テント内でゆっくり過ごします。

朝5時前には神々しいご来光が。

日の出

本日の行程を勇気づけてくれる温かい陽の光です。

今回のプランでは今日が最も歩く時間が長いのです。

朝日に照らされる蝶ヶ岳ヒュッテと山々

朝日に照らされる蝶ヶ岳ヒュッテと山々

5:30

しばらく日の出を眺めたあとに出発です。

本日の宿泊地である大天荘に向かいます。

 

経由地である常念岳に向かう道の岩場が想像以上に険しかった。

常念岳へ向かう道

常念岳へ向かう道

手足を使いながら慎重に登っていきます。

近くで見るとこんな感じ

今回の行程で1番しんどかった場所でした。

上から見た様子

10:30

急な登りを終え、常念岳山頂に到着!

常念岳山頂にて記念撮影

登りに苦労した分、常念岳山頂からの絶景が疲れを吹き飛ばしてくれました。

頑張ってよかった。

常念岳山頂からの眺め

常念岳山頂からの眺め

しばし常念岳山頂からの景色を楽しんだ後、さらに歩みを進めます。

するとライチョウ雷鳥)の親子に遭遇。

ライチョウの親子

スマホの望遠レンズの限界

ライチョウを見るのは初めてなのですが、さらにヒナまで見れるとは!

お互いの場所を確認するための鳴き声と、ヒヨコのようにヨチヨチと歩くヒナに癒されます。かわいい。

国指定の特別天然記念物であるライチョウは高山地域に住む絶滅危惧種

地球温暖化が減少要因の一つと言われています。

ライチョウの住処や餌となる高山植物が激減しているからですね。

ライチョウに限らずニンゲンを含めた全ての生物は他の生物の影響を受けながら生きています。

この愛らしい鳥がこれ以上減ることがないよう、自分なりにできることはやっていきたいと改めて思いました。

 

13:40

長い山脈歩きを経てついに大天荘に到着。

大天荘

すぐさま山小屋へ駆け込みます。

理由は14時に営業終了するランチを食べるため。

ここ大天荘では名物のカレーがあるのです。

今回の山行では唯一の小屋メシです。

カレー

うまい。うますぎる。

生き返る。

小屋内

おしゃれな小屋内

ランチに満足したあと、入口から槍ヶ岳が眺められるという抜群のロケーションにテントを張ります。

大天荘テント場に張ったテント

 

テントから見えた槍ヶ岳

テントから見えた槍ヶ岳

お湯を沸かし温かいコーヒーを淹れ、ほっと一息。

完全にリラックスモード。

明日で最終日か…と考えるとふと寂しくなります。